当院で実施している甲状腺の血液検査について|関根内科医院|さいたま市緑区|糖尿病・甲状腺・内分泌・生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群

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当院で実施している甲状腺の血液検査について

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2026年6月17日

当院で実施している甲状腺の血液検査について

甲状腺血液検査

当院で実施している甲状腺血液検査

現在当院では、甲状腺の機能を調べるために下記の項目を中心に血液検査を行っています。

 甲状腺ホルモン検査(FT3、FT4、TSH)

甲状腺機能の評価に利用します

 サイログロブリン(Tg)

腫瘍の経過観察、甲状腺疾患の活動性や病態を把握します

 自己抗体検査(TRAb、TSAb、TgAb、TPOAb)

疾患の原因特定と経過観察に利用します

 

 

それぞれの検査項目についてご説明します。

FT3(遊離トリヨードサイロニン)基準値:2.1~3.8pg/ml 、FT4(遊離サイロキシン)基準値:0.82~1.63ng/dl

もに海藻類(特に昆布とひじき)などに多く含まれるヨウ素を材料に甲状腺で産生され、産生された甲状腺ホルモンT3、T4のほとんどが甲状腺内に貯蔵(数週間分相当)されます。そのごく少量が血液中に分泌され、全身の各臓器の代謝を上げます。FT3は実際に代謝を上げる“働き手”のホルモンで、体への作用の強さを表しています。FT4は甲状腺ホルモンがどれくらい甲状腺で作られているかを表しています。

甲状腺刺激ホルモン(TSH)基準値:0.61~4.23μIU/ml

頭が感じている甲状腺ホルモンの量を表しています。TSHは脳下垂体から分泌される甲状腺を刺激するホルモンです。甲状腺ホルモンが増えすぎるとTSHは低下、逆に甲状腺ホルモンが低下したらTSHは高値になって、甲状腺ホルモンを安定させる仕組みがあります。(甲状腺のネガティブフィードバック)

甲状腺ホルモン検査からわかること

甲状腺の活動性

病名

TSH

FT3

FT4

高い

顕性甲状腺機能亢進症

↓↓

→or↑

潜在性甲状腺機能亢進症

正常

 

低い

潜在性甲状腺機能低下症

顕性甲状腺機能低下症

↑↑

→or↓

控えめ

低T3症候群

サイログロブリン(Tg)基準値:35.1(ng/ml)以下

甲状腺でのみ産生され甲状腺内に貯蔵されているたんぱく質で、ヨウ素と結合して甲状腺ホルモン合成の母体となるとともに、甲状腺ホルモンとヨウ素の貯蔵部位として働いています。甲状腺ホルモン同様に、その多くが甲状腺内に存在しますが、少量は血中に分泌されます。

ヨウ素と甲状腺の関係

ヨウ素(ヨード)は海水に多く含まれ、おもに昆布・わかめ・のりなどに含まれているミネラルです。体内で甲状腺ホルモンを合成するためにヨウ素が必要です。日本は世界でもまれな高ヨウ素摂取地域とされています。ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るために必要な一方、毎日昆布を食べ続ける、ヨウ素含有のうがい薬の多用など過剰に摂ると、甲状腺ホルモンが作られなくなり分泌も低下して甲状腺機能低下症になることがあります。体に必要なヨウ素量はわずかで一日0.095~0.13mg(昆布:40~60mg相当)といわれていますので、過剰摂取にも注意が必要です。「(日本人の食事摂取基準(2020年版)」より

 

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