2026年2月04日

糖尿病の食事療法② 体に必要な5大栄養素を過不足なく摂る
健康を保つには、様々な栄養素を過不足なく摂取することが大切です。
体に必要な栄養素として、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミンやミネラル、食物繊維があります。
栄養素の過不足を防ぐため、できるだけ多くの食品(1日30品目)の摂取を心がけましょう。
- エネルギーのもととなる栄養素
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炭水化物 |
1日の摂取エネルギー量の40~60%としましょう。 1日のエネルギーが2,000kcalの場合、60%の1,200kcalを炭水化物で取ることになります。炭水化物は1gあたり4kcalですので、1,200kcal÷4=300g、1日の炭水化物の摂取量の目安は300gとなります。 |
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糖質
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・エネルギーを産出する栄養素(1gあたり4kcal)で、血糖値の上昇に影響します。 ・主食となる穀物、果物、いも、菓子類などに多く含まれます |
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食物繊維
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1日の摂取すべき目安量は20g/日以上です。 ・血糖値の上昇を緩やかにしたり、腸内環境を改善する働きがあります。 ・野菜、海藻、きのこ、穀物、豆類、果物などに多く含まれており、これらの食品からは満足感を得ることができます。 ・精製された白米を雑穀などに変更すると、摂取量を増やすことができます。 |
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たんぱく質
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1日の摂取エネルギー量の20%までとしましょう。 (腎症の進行程度により制限が必要になることもあります) 1日のエネルギーが2,000kcalの場合、15%の300kcalをたんぱく質から取ることになります。たんぱく質は1gあたり4kcalなので300kcal÷4=75g、1日のたんぱく質摂取量の目安は75gとなります。 |
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・筋肉や臓器などの構成成分となったり、酵素やホルモンとして体の働きを調整したりして、体内でエネルギーを産出する栄養素(1gあたり4kcal)です。 ・魚介類、大豆製品、卵、肉類、乳製品、穀類(米や小麦)などに含まれます。 |
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脂質
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炭水化物とたんぱく質以外のエネルギーを脂質から摂りましょう。 脂質が25%を超える場合は、飽和脂肪酸を減らしてください。 1日のエネルギー量が2,000kcalの場合、25%の500kcalを脂質から取ります。脂質は1gあたり9kcalなので、500kcal÷9=約56g、1日の脂質の摂取量の目安は、約56gとなります。 |
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・エネルギーを産出する栄養素(1gあたり9kcal)であり、体の働きを調整する物質の材料にもなります。 ・調理油(植物油、ラード、バター、マーガリンなど)や調味料(マヨネーズ、ドレッシング)、魚介類、乳製品、肉類、種実類などに含まれています。 ・コレステロールは動物性食品に含まれています。 ・脂肪酸には肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸と、植物油や魚に多い不飽和脂肪酸があります。不飽和脂肪酸の中でもn-3系多価不飽和脂肪酸は魚類に多く含まれます。 |
- 体の働きを正常に保つために必要な栄養素
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ビタミン
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・新鮮な果物や野菜などに含まれています。 ・新鮮な野菜の摂取量が不足したり、血糖値が高くなるからといって果物を敬遠したりすると不足してしまいます。 ・特に、ビタミンB1は血糖値(ブドウ糖の代謝)に関連し、玄米や豚肉、豆類、種実類に多く含まれています。 |
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ミネラル
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・海藻類や野菜、肉類や魚介類などいろいろな食品に含まれています。 ・マンガン、クロム、カリウム、亜鉛などは脂質の代謝に関係する重要な栄養素です。 ・ビタミンと同様、新鮮な野菜の不足や、たんぱく質食品の偏りによって過不足が生じます。 |
※一般社団法人日本糖尿病学会ホームページ参照
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