日中の眠気・集中力低下...睡眠時無呼吸症候群かも?|関根内科医院|さいたま市緑区|糖尿病・甲状腺・内分泌・生活習慣病・睡眠時無呼吸症候群

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日中の眠気・集中力低下...睡眠時無呼吸症候群かも?

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2026年7月03日

日中の眠気・集中力低下...睡眠時無呼吸症候群かも?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、2019年の調査で推計人数はおよそ900万人と報告されています。睡眠時無呼吸症候群は、ただの眠れない病気ではありません。夜間に無呼吸状態に陥ることで、脳や心臓の疾患、生活習慣病などのリスクを高めます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

一晩(7時間)の睡眠中に10秒以上無呼吸が30回以上起こるか、睡眠1時間当たりの無呼吸や低呼吸が5回以上の場合を言います。

SASの代表的な症状  

・いびきが大きい      ・朝起きたとき頭痛がする
・昼間に眠くなる      ・薬を飲んでも血圧が下がりにくい
・夜中に何度も目が覚める  ・夜間の尿が増える

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の分類

★閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

上気道に空気が通る十分なスペースがなくなり呼吸が止まってしまうタイプです。
※9割程度がこのOSASに該当すると言われています

★中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

脳から呼吸指令が出ないなどによる呼吸中枢の異常です。SASの中でも数%です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に合併する疾患

夜間に無呼吸状態に陥ることで、脳や心臓の疾患、生活習慣病などを合併するリスクを高めます。長く放置するほど、これらの疾患を合併するリスクは高くなります。
心筋梗塞や脳梗塞など、命にかかわる疾患も含まれますので、早期受診・早期治療が必要です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)で循環器疾患が増える理由

睡眠中に呼吸が止まると、血液中の酸素が足りなくなるため、体は「交感神経」を活性化させます。
本来寝ている間は副交感神経が優位なのですが、交感神経の働きが活発になると、血管は収縮し、
心拍数が上がり、血圧が上昇します。これでは、いくら生活習慣を改善し、
血圧の薬を飲んでも血圧は下がりません(治療抵抗性高血圧)。
寝ている間にこの状態が何度も繰り返されるため、血圧が慢性的に高い状態となり低酸素状態と相まって、
心臓や血管に大きな負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診断には、簡易検査と精密検査(ポリソムノグラフィー(PSG)検査)の2種類があります。

易検査

睡眠中に呼吸が止まる「無呼吸」や呼吸量が減少する「低呼吸」の可能性を確認するスクリーニング検査です。これにより、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある人を特定し、必要に応じて精密検査(PSG検査)へ進む判断材料を得られます。パルスオキシメトリーとアプノモニターを装着して2晩の睡眠の状態を確認します。無呼吸低呼吸指数(AHI)が40以上でCPAP療法の適用になります。

・パルスオキシメトリー
指先にクリップ状のセンサーを装着し、血液中の酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定します。呼吸停止による酸素低下のパターンから無呼吸・低呼吸の可能性を推定します。

・アプノモニター(携帯型簡易モニター)
パルスオキシメトリーに加え、鼻に装着したカニューレで気流を直接測定します。呼吸の有無や強弱、いびきの音、体位なども記録でき、より詳細な情報を得られます。現在の簡易検査では主流の方法です。

精密検査

ポリソムノグラフィー(PSG検査)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)やその他の睡眠障害の診断における「ゴールドスタンダード」とされる精密検査です。睡眠中の呼吸停止や低酸素血症、睡眠の深さ、夜間の覚醒などを詳細に把握することで、適切な治療方針を立てることが可能です。

以前は、このPSG検査は1泊の入院で行う必要がありましたが、2026年6月からは簡易検査で無呼吸低呼吸指数(AHI)が40未満の場合、ご自宅でのPSG検査も可能となりました。

★当院では保険診療で、在宅で行える簡易検査とご自宅でのPSG検査を実施しております。

診断基準

AHI(無呼吸低呼吸指数)が5以上で日中の眠気やいびきなどの症状が見られる場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
重症度は、AHIが5以上15未満で軽症、15以上30未満で中等症、30以上で重症とされています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因などにより治療方針が決められます。

閉塞性無呼吸症候群OSASの治療

生活習慣の改善

減量

肥満が原因で気道が狭くなっている場合、首回りの脂肪が減ることで、症状が改善することがあります。10%の減量でAHI(睡眠1時間当たりの無呼吸と低呼吸の合計)が約26%減少したという報告があります。

★節酒

飲酒は喉の筋肉を弛緩させ、気道が狭くなりやすくなるため、就寝前の飲酒を控えます。

体位の工夫

横向きに寝ることで、気道が確保されやすくなります。枕の高さを調整し、あごが適切な位置になるよう工夫するのも効果的です。

睡眠薬、抗不安薬の減

一部の薬は、気道の筋肉を弛緩させ、OSASを悪化させる可能性があります。減薬は医師に相談してください。

CPAP療法

CPAP(持続陽圧呼吸) 療法のイラスト睡眠前に、専用のマスクを装着し、鼻から空気を送り込むことで、睡眠中の気道の閉塞を防ぐ治療法です。質の高い睡眠が可能になり、日中の眠気や疲労感、集中力低下などの症状を改善できます。

 

OSASの方が交通事故を起こす確率は、無治療の場合、一般ドライバーの約2.4倍多いことが示されています。CPAP療法によりそのリスクを一般人と同程度に軽減することが可能です。

CPAP療法を行った患者さんは、合併症の予防・改善や交通事故リスクの軽減などにより、死亡率が低下したという報告があります。

 

★当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査、CPAP療法とも保険診療で行っております
CPAP療法の診療2回目以降は、オンライン診療も併せてご利用いただけますので、通院の負担を軽減してCPAP療法を継続していただくことができます

★睡眠時無呼吸症候群セルフチェックシートはこちらから

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