甲状腺エコー
甲状腺の大きさ、甲状腺内部のエコー輝度異常、しこり(のう胞結節を含む)の有無とその性質(形状、内部輝度、石灰化、血流、硬さなど)、血流の状況、リンパ節腫脹の状況を確認します。
針細胞診
しこり(結節)に対して、その大きさや性質を参考に実施します。また、のう胞(副甲状腺を含む)による違和感が強い場合は、のう胞内容液を穿刺吸引します。エコーガイド下針細胞診には、平行法と交差法の2種類があります。当院では交差法を基本(状況により平行法)としています。甲状腺は気管と両側総頚動脈に囲まれているので、結節の位置によっては平行法では気管・動脈を避けて穿刺することが難しいですが、交差法は左右の角度をつけずに穿刺するので安全に、最短距離で穿刺できるメリットがあります。


