“骨の強さ(骨強度)”=“骨密度(約70%)”+“骨質(約30%)”
骨粗しょう症は骨が弱くなり、比較的弱い圧力で、骨折をしてしまう病態です。わが国における推計患者数(40歳以上)は1,280万人(男性300万人、女性980万人)といわれています。
転ぶなどちょっとしたはずみで、背骨(腰椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などが骨折しやすくなります。また、椎体骨折の約2/3は無症候性で、腰椎圧迫骨折は“いつのまにか骨折”ともいわれ、背中が丸くなったり身長が縮んだりといった症状で気づかれることもあります。寝たきり(要介護状態)の原因をみると、認知症・脳血管障害などの脳神経疾患につぐ主要な原因であり、骨の健康を保つことはとても重要です。




