2026年3月06日
クッシング症候群
◎クッシング症候群は、二次性高血圧の原因の一つで年間約100症例と少ないながら放置すると他の病気を引き起こすことがあるので、注意が必要です。
◎人間ドック等の画像検査で腫瘍が発見され、診断に至るケースがあります。
クッシング症候群とは
クッシング症候群とは腎臓の上にある副腎の副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンのコルチゾールというホルモンが過剰になることにより、さまざまな症状が現れる病気です。
原因は、下垂体腫瘍、副腎腫瘍、プレドニンなどのコルチゾールと同じ作用を持つ薬剤の過剰投与などがあります。
◎ACTH(副腎皮質刺激ホルモン) :脳下垂体から分泌されるホルモンで、副腎皮質に作用し、コルチゾールの分泌を促します。
◎コルチゾール :副腎皮質から分泌される、生命維持に欠かせないホルモンです。分泌は早朝が最も多く、夜中が最も少ないです。ストレスを感じると、身を守ろうと急激に増えることから、ストレスホルモンともよばれています。
症状
満月様顔貌(顔に脂肪が沈着して満月のように丸くなった状態)、首・肩の皮下脂肪増加、腹部肥満、皮膚が薄くなる、皮下出血、手足が細くなる、体毛増加、うつ、生理不順、高血圧、血糖値上昇、脂質異常、骨粗しょう症、免疫力低下など

検査
◎ACTH、コルチゾール測定検査(正確な評価をするために、採血は午前中早い時間に、空腹で30分間横になった安静の状態で行います)
※より詳しい検査として、デキサメタゾン抑制試験を行うことがあります(検査前夜に薬を飲んで来院していただき、ACTH、コルチゾール測定検査と同様に空腹で30分間横になった安静の状態で採血を行います)
◎腫瘍の有無を確認するための画像検査
治療
病態にあわせて、「手術療法」、「放射線療法」、「薬物療法」から最適な治療方法を選択します。
★皮膚が薄くなったり、皮下出血が目立つ場合には、医師にご相談ください。
★内分泌疾患についてはこちら
※一般社団法人 日本内分泌学会ホームページ参照
※国立研究開発法人 国立国際医療研究センターホームページ参照
