2026年2月27日
腎血管性高血圧
腎血管性高血圧とは
腎血管性高血圧とは、腎臓に血液を運ぶ腎動脈が狭くなり、腎臓への血流量が少なくなることで起こる高血圧です。原因が明らかである二次性高血圧に分類され、全国に4300万人と推定される高血圧患者全体の約1%とされており、あらゆる年齢で発症する可能性があります。
心血管系による死亡率が高いというデータもあり、早めの診断、治療が重要です。
何らかの原因で腎動脈が狭くなると、腎臓からレニンというホルモンが分泌され、その後、アンジオテンシンⅡが産生されます。アンジオテンシンⅡは、末梢血管を収縮させるほか、血中のカリウムを排泄、ナトリウムを保持させるアルドステロンというホルモンを分泌させます。その結果、血液中の水分量が増え、高血圧を招きます。
腎動脈が狭くなる原因
〇腎動脈硬化症:脂質異常、高血糖、高血圧などが原因で、血管内が狭くなったり、血管が硬くなったりする疾患で、成人に最も多いです。
〇線維性異形成症:動脈の壁が厚くなる原因不明の疾患で、若い女性に多いです。
〇その他:高安動脈炎、解離性大動脈瘤などがあります。
診断の手がかり
〇30歳以下発症の高血圧、55歳以上発症の重症高血圧
〇増悪する高血圧、薬が効かない高血圧
〇動脈硬化による他の血管病変(心筋梗塞など)
〇腎機能障害
〇その他:腹部血管雑音、左右の腎臓の大きさが違う、低カリウム血症、心不全、肺水腫など
〈検査〉
〇血液検査:レニン活性、アルドステロン、カリウム、ナトリウムなど
当院にて採血し検査します
〇画像検査:MRA検査(磁気共鳴血管撮影法)、CT検査、腎血管造影検査など
当院から検査医療機関へ紹介します
〈治療〉
〇薬物治療(降圧薬、抗血小板薬など)
〇カテーテル治療(バルーン、ステント)
〇バイパス手術、腎移植など
当院では、高血圧の方に適宜必要な検査を行っています。
最近血圧が高めの方、腎臓が小さいと言われたことがある方、その他気になることがある方は、医師にご相談下さい。
診察予約はWEBからもできます。こちらからどうぞ。
