糖尿病・甲状腺
糖尿病の迅速検査
HbA1c・血糖値・(血中インスリン)・尿検査・合併症検査(神経障害、網膜症、腎障害)をもとに診察をしています。血液検査の結果は10分程度ででます。
甲状腺機能の迅速検査
甲状腺機能検査(TSH、FT3、FT4)、甲状腺関連検査(TSHレセプター抗体、抗サイログロブリン抗体、抗TPO抗体、サイログロブリン)は40分程度でわかります。例えば、体調不良時ではそれが甲状腺によるものなのかが分かりますし、バセドウ病や橋本病の診断や内服中の方では薬剤量調整ができます。
HbA1cとは
HbA1cはHb(ヘモグロビン)が血糖と結びついた(糖化)もので、正常は6.2%未満。
だいたい過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を反映していて、血糖値のように食前食後・運動前後などでの影響は受けません。
HbA1cが7%以上で長期間経過すると、糖尿病の合併症が発症・悪化しやすくなることが分かっているので、非常に重要な検査です。
インスリンとは
インスリンは血糖値上昇を感知すると、膵臓で分泌が増えるホルモンです。インスリンは、血管内のブドウ糖(この濃度が血糖値)を筋肉や脂肪組織などに移動させて、栄養として利用する一助になります。
このような流れで、インスリンが作用すると血糖値が下がります。
インスリン濃度の測定は、インスリン療法が必要かの判断材料のひとつです。
血糖状態の正しい把握が重要
糖尿病の治療で重要なことは、治療の場が自宅、会社などであり、どんなによい薬を使用していても、生活習慣が体の状態とマッチしていないと、うまくいかない点です。 当院では、当日に糖尿病の状態が把握できますので、受診当日から生活習慣を変える強い動機付けになります。